ネロとパトラッシュ記念碑のその後
午後の一時
ネロとパトラッシュの銅像があるホーボーケンの町からメールで石碑の写真が送られてきました!地元のお爺さん達がゆったりと座っているほのぼのとした写真でした。丁度腰掛けには
丁度良い高さの記念碑は今後更に月日が経ちアントワープの人々の生活の中で日常的なのものになってくれたらと願っています。このアルフォンスさんの写真はまだまだ日本に比べた場
合あまり知られていない「フランダースの犬」が再び里帰りする事を期待させてくれるからでもあり、「日本人だけが・・・」「観光目的で・・・」うんぬんと評価する人々もいらっし
ゃいますが私はそれは時が答えを導くのではないかと思っています。
石碑には当初日本語の碑文はありませんでした。総領事のペーテルス氏が「この物語に特別な想いがある日本人と欧米人との考えはまだ違うかもしれない。」そういった配慮から日本語
の碑文の計画が追加されました。石碑の中心は日本の国旗をイメージしたデザインでもあり外国で国旗を扱ってくださることは最大の敬意でもあり私にとってもベルギー国旗は心のふる
さとでもあり、かけがえのない友人の象徴として誇りに思っています。
フランダースの犬のベルギーにおける知名度は私がホームページを立ち上げた1997年からくらべると驚く程変わってきました。そして最近ではアジアの人々の問い合わせも増え先日
も香港からのメールがありました。とても嬉しいかぎりです!
これから更に月日が流れて多くのアントワープの人々が一人でもこの石碑がきっかけでこの物語に気付くことが出来たらこれ以上の幸せはありません。この写真を送ってくださったアル
フォンスさんともこの物語がきっかけで知り合うことが出来たのですからきっと更に多くの人々へ伝わる願いが叶うと思っています。
小便小僧も何百年前は無名だったように時がゆっくりと石を磨いてくれそうな気がしています。
K.Oshima 1/January/2005
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