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ネロとパトラッシュ祈念碑の除幕式(2)「大聖堂前にて」

和やかに談笑する除幕式の模様ー左側TOYOTA Europe CEO:今井 彰氏 / 中央アントワープ市:デルウェード市助役 / 右側佐藤大使(大聖堂前にて)Photo by PATRASCHE.NET
スピーチの風景
日本の国旗とベルギーの国旗
さぁついに念願の除幕式がやってまいりました!開会式が終わり除幕式の大聖堂前に行く途中で少しばかり他の方と話をしてから石碑の場所へ向かうともうそこには人集りが!!総勢200名近くの関係者の方々 が一斉に移動し且つ観光の人々も関心を寄せて集まりそれはもう大賑わいでした。

日の丸とベルギー国旗の被さった石碑 肝心な時に私も中が見えず(涙)それくらい大勢の人々がこの石碑の周りに集まっていました。(写真は除幕式前の石碑の様子:日本の国旗とベルギーの国旗が互いに石碑に被せられています。これも日本・ベルギ ーの友好の象徴の様でつい写真を撮ってしまいました:著者)そしてついにデルウェード市助役と佐藤大使が国旗を石碑から取り、ついに石碑が姿を現しました!この時お互いの国旗を握りながら握手した時、一斉 にマスコミのフラッシュが光りました!

集まった多くの人々 「あぁ!これでついにネロとパトラッシュの石碑がルーベンスの絵のある大聖堂の前に出来たんだぁ!」その時そう私は思いました。そして作者ウィーダは大聖堂前にこの様な石碑が建つとは思ってもいなかったと 思いますしきっと天国ウィーダが知ったらきっと喜ぶかなぁ?とふとそんな事を考えてしまいました。

実はこの大聖堂の前に集まるのが少し遅れてしまったのは日本人でも無くベルギー人でも無い、韓国系アメリカ人の心優しい青年がこの物語に惹かれ、それが理由でこの地を訪れたらしいとの事。丁度偶然この石碑 の除幕式の事を知り除幕式の開会式に飛び入り参加した彼とつい話に熱が入ってしまい話し込んでしまったのが原因でした。

私は彼と出会い、次第に広がりつつあるこの物語の和がゆっくりと大きくなるのを感じました。この物語がもたらした本当の豊かさ、素晴らしき人々との出会い。水の様に少しでも隙間があれば入り込んでいくようなこの物語 の優しさが国境や文化を超え人々の心へ刻まれる日がまたやってくるのではないかと信じています。


K.Oshima 6/JULY/2003

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