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ネロとパトラッシュ祈念碑(1)


2002年春の出来事
昨年春頃に一通のメールが来ました。「アントワープに祈念碑」が出来る!!そういった内容が書かれたとても嬉しいメールが来ました。その石碑には

"Nello and his dog Patrasche,main characters from the story "a dog of flanders",symbols of true and eternal friendship,loyalty and devotion.

と石碑には刻まれ(それと同様のオランダ語も)少年と犬の友情のシンボルとしてヤンさん(Mr.Jan CORTEEL)が思いを込めて作った文章が刻まれる事となりました。ネロとパトラッシ ュの二人の友情を称えたこの堂々としたテキストをとても気に入った私は早くこの石碑が現実のものになることを切望しました。

そしてそのメールにはもう一つある事が書いてありました。「日本人はこの物語に西洋人とは違う特別な思い入れがある、だからこの記念プレートに刻まれる日本語の言葉も日本人の心に深 く訴える印象的なものにしたい」そう今回の石碑プロジェクトを遂行した総領事ヤン・ペーテル氏の意向があるとの事でした。そしてそのテキストを私に、、、、、、という内容でした。私 は飛び上がる程の喜びと同時に「あぁ!どうやって文章を作ればいいのだろう?!」この石碑にヤン(コルテール)さんとのテキストと一緒に私のテキストが刻まれるなんて"A Dog of Flanders Brothers"初の共作である歓喜とこれから考えねばならない日本語の文章の重みを感じずにはいられませんでした。


無我夢中で、、、、
いざ文章を考えるとなるとなかなか頭の中から出てこないものです。文章を考える前に「ボツになってもいいから思ったままの事を書こう!」そう決心をしたはいいものの、この物語に対 する思い入れが深ければ深いほど色々な思いが溢れてきてしまいなかなかまとまらずにいる始末でした。そしても思いばかりが多くても言葉にはならず結局その晩は1つだけ思ったままの 文章を作り倒れるように眠りました。

そのあと車で海に出かけたり山に出かけたりと環境を変えてアイディアを絞りだそうとしました。でも最終的に一番気に入ったのが一番最初に作った文章でした。駄目でもともと、自分の 思いというか無心で作れたのが最初の文章でした。約一週間の日々が過ぎ最初の文章をそのまま提出する事となりました。


そして石碑に刻まれる事に
結局悩んだあげく一番最初に作った文章を送った私はとても心配でした。この文章を気に入って貰えるのだろうか?もし駄目だったらどうしよう?でも今の気持ちがそうだからしょうがな いと色々な事を考えました。すると直ぐにメールの返信があり、恐る恐る見るとヤンさんの奥さんから「とても良いのでは」との事、救われる様な気持ちでそのメールを見ました。作った 側にとっては不安な時にそう言って貰えるととても安心するものです。

しばらくして大使館の方にもこの文章が伝わり気に入ってくださっていると連絡が入りました。私はその時ありのまま文章を作って良かったと心から思いました。幼少の頃に知りったこの 世界中で一番素敵な物語のテーマを感じ取って頂けたらこれ以上の喜びはきっと無いでしょう!そしてこの石碑のデザインをされたヤン・フェルレイエさん、オランダ語・英語の碑文のヤ ン・コルテールさんと共に私のテキストが刻まれる事はとても光栄な事であり、沸き上がる喜びを押さえる事が出来ないのであります。

石碑画像. Nello and his dog Patrasche,main characters from the story "a dog of flanders",symbols of true and eternal friendship,loyalty and devotion.
Nello en zijn hond Patrasche,hoofdpersonages uit het verhaal "a dog of flanders",symbolen van echte en eeuwige vriendschap,trouw en toewijding

「フランダースの犬」この物語は悲しみの奥底から見出す事の出来る本当の希望と友情であり、永遠に語り継がれる私達の宝物なのです。


Designer : Mr.Jan VERLEIJE
Constructor : Mr.Loveld CARRIERI
English and Flemish Text : Mr.Jan CORTEEL
Japanese Text : Kazuyoshi OSHIMA

K.Oshima 5/JULY/2003

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