長野県佐久市 ルーベンス版画美術館開館式(3)
館内はメアリーローズ英国庭園2階にあります。ご覧の通り綺麗な建物の中にルーベンス版画が展示されています
木造のネロとパトラッシュを作成された重田武人氏
(地元佐久市で大工業を営む重田武人氏)

美術館には実はもう一つの人気のある展示品があります。それは丁度「十字架降架」及び「十字架昇架」を見上げるように座っている木製のネロとパトラッシュです。
これは佐久市在住の重田武人氏の作品で、普段大工業を営む重田氏が日頃の腕をふるい作成されたそうです。この木製のネロとパトラッシュは開館式においても被写体の対象となって
おりましたが後に美術館に来館されたちびっ子達の目にとまっていました。
大盛況のうちに
(開会式が終わった後の懇談会にて)

山中館長、片井代表、そして木造のパトラッシュを作成された重田氏に取材が行われ懇談会へとうつりました。
私もご質問を受けましたが中でもルーベンスの絵についてやフランダースの犬の歴史的背景、そしてパトラッシュが実際にはどのような犬だったのか?等のお問い合わせが一番多い質問
でした。
そして正午を過ぎた頃には美術館のオープンを知った人々が来館されルーベンスの関心が地元佐久市でも非常に高い事を感じ取る事が出来ました。
浅間山を後に・・・

楽しい時間は過ぎるのが早くふと気が付くと大分遅くなってしまいました。当初その日に帰る予定でしたがつい話に花がさきなんとか宿の予約を取って頂き佐久市に泊まる事にしました。
翌朝起きると窓越しには壮大な浅間山があり今なお活動をしているとの事で頂上付近にはまだ煙が上がっていました。朝に山を眺めるというのはとても幻想的な思いになりましたが普段この
景色を見ることが出来る地元の人がとても羨ましく思えるのでありました。
まだまだ佐久の魅力は色んな所にありそうです。またルーベンス美術館を中心にこの街の魅力を探してみたいと思いました。再びこの地を訪れる思いを残しつつ帰路につきました。
K.Oshima 18/March/2005
BACK