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ネロ少年死なせません(「フランダースの犬」映画化:米監督「悲しい結末受けない」)

新聞記事

ネロ少年死なせません
「フランダースの犬」映画化:米監督「悲しい結末受けない」


「ブリュッセル1998年17日時事通信」

ベルギーの小さな村を舞台にした少年ネロと愛犬パトラッシュの物語「フランダースの犬」の最新映画が米 ワーナー・ブラザーズ社によって制作され、年末にも欧米で公開される。 米国の観 客向けには、原作を一部修正してネロが大聖堂で倒れているところを 救われるハッピーエンドにするなど、日本人の思い抱く物語のイメージとはやや異なっている。 「フランダースの犬」が映画化されるのは1924年以降4回目となる。ベルギーの情報筋によると、ハリ ウッド俳優出身のケビン・ブロディが監督を務め、「真夜中のカーボーイ」 で知られるジョン・ボイトがネ ロと暮らすジェハンじいさん役にふんしている ブロディ監督は、「小説ではネロは最後に死ぬが、米国ではそのままでは売れない 」と述べ、2種類の 結末を検討していることを明らかにしている。

-記事記載承諾済み-

私が「フランダースの犬」の映画が原作通りでは無いを知った最初のきっかけはある掲示板で日本アニメーションへ質問した時でした。それから昨年の6月頃に記載したこの新聞記事と 同じ様な記事を知りとても驚きました。

物語(原作)、音楽、絵画、全ての芸術に2つのストーリーがあったでしょうか?芸術家。つまり物(コンテンツ)を作る人々は理想に向かい様々な逆境を乗り越えて制作するので、相反 する物が2つあるという事はあり得ないからであります。

私の所にはそう多くは無いですが「私もフランダースの犬を読みました」というメイルが来ます。特に心を打たれたのはある子供を持つお母様からで

「私が子供の頃本でこの物語を読み、その最後の結末に対して死を迎える主人公達に同情して涙を流す私に今は亡き母が優しく微笑んでくれました。そして今私が母になり子供にまたこの 物語を伝えているのです....」

私はフランダースの犬のホームページを公開してからこういったメイルを頂く度に日本は本当にこの「フランダースの犬」が愛され当然の如く多くの人々の心に刻まれているのだと確信する のです。

また原作通りだと米国では売れないという予想から原作を根底から覆すストーリー改悪と、わざわざ原作通り2つの物を作るのは原作が浸透した国「日本」では原作とは違うストーリーは売 れない!!という予想なのでしょうか?少なくとも物語の中である少女の絵に対し念願のルーベンスの絵が見れるかも知れない銀貨を友情の為に断る主人公ネロの精神と、2つのストーリー で原作を歪める行為はかけ離れたものであることだと私は思います。

また、例え日本で原作通りの物が上映されたとしても、世界の何処かで改悪したものを上映するのであれば、それは作者ウィーダのメッセージは何ら一つも伝わらない事でしょう。もし原作 通りのストーリーだけになるのならばどんなに素晴らしいかと思わずにはいられません。

1999 May 17 / K.Oshima

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