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愛くるしい風車学校の子供たち

ホーボーケン村

砂遊びをしている子供達 私がアントワープホーボーケンへまた訪れた時に是非もう一度と思っていた場所が「風車」学校でした。一番最初に訪れた時は学校に子供達はいなく丁度休校だったからです。丁度ホーボーケン あった風車がこの場所にあり今は取り壊されてしまいましたがこの風車学校という名が示す通りわずかですが名残りを残しています(小さなモニュメントがあります)。私はヤンさん、そして始 めて出会ったアルフォンさんと共に自動車で風車学校へ向かいました。そこには元気に遊ぶホーボーケンの子供達が自由に楽しく遊び、丁度私が物語「フランダースの犬」と出会った頃と同じ年 頃の子供達がいる事を心底嬉しく思いました。もしこの学校が中学や高校だったらまた別な印象だったかもしれませんが丁度砂遊びが楽しい年頃の子供達が集う事が私にとってとても重要な事に 思えました。


丁度砂場の近くにある風車 子供達は始め突然普段見かけない目と髪の毛の黒い人間がやってきた事を遠巻きに見ていましたが、ヴィッキー先生が「写真を撮りましょう」と呼びかけた時に急に子供達から質問攻めにあい ました。言葉がフレミッシュだったので分りませんでしたが丁度この頃忍者の漫画がベルギーで放映されていたので「忍者なの?」とかいう質問だったようです(笑)ただどういう理由にしろ ここに何故日本人が訪れたのか?そう意味は分らなくても幼い頃の記憶に微かでもいいので残ったらと思っています。この街で物語「フランダースの犬」にとってとても重要な場所であった事。 私が幼い頃通っていた小学校の大きな楠の様に子供の頃はなんとも思っていなかったけれども次第に大きくなった存在の様にこの風車学校の子供達に「フランダースの犬」が刻まれたらと願わ ずにはいられません。



Miss_Vicky 私はヤンさんを通じてヴィッキー先生に子供達に「フランダースの犬」は教えていますか?と質問しました。ヴィッキー先生は「この物語(フランダースの犬)は悲劇すぎるので子供達には教 えていません」と答えました。現在ベルギーにおいて殆ど知名度の無い「フランダースの犬」は日本や韓国の様に教科書に載る存在ではありません。でもホーボーケンで出会った人々が今回の 出合いによって始めてルーベンスの絵を見たり(とても身近なところにありましたが御存じ無かったそうです。私達が住んでいる街の美術館の絵を知らないのと同じかも知れません)この物語 を読んだり少しづつですがこの「フランダースの犬」がここ故里に帰って来ているようです。


丁度このテキストを書いている少し前にヤンさんから手紙が来ました。中には大きく一面朝刊に載っているフランダースの犬に関する記事でした。私は有頂天になるくらい喜んだのは当然です が、ヤンさんの話ですとお隣オランダにも関心が集まり私のサイトにもアクセスして色々と調べてくれているそうです。私はいずれ本国ベルギーや様々な国できっと「フランダースの犬」が語 り伝えられる物語になると信じています。この物語がもたらす本当の豊かさは決して大きな資本や権力で消す事の出来ないものだからです。この小さな学校の砂場に踏み入れた第一歩は、私に とってアポロが月に残した足跡よりも大切な思い出になりました。きっとベルギーや世界中の子供達の心にこの物語が刻まれる日が少しづつ少しづつ来る事を私は何よりの楽しみにしています。


K.Oshima 15/May/2001

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